ほくそうブログ

2023年1月23日

大寒過ぎて、日差しは強くなっていく~

北総育成園ブログ 

 ~大寒過ぎて、日差しは強くなっていく~

1月20日は二十四節気の一つ、大寒でした。1年で一番寒さが厳しいこの季節の「水」は、「寒の水」といって雑菌や不純物が少ないので、寒の水で仕込んだ酒や醤油や味噌はとても良い品質になるのだそうです。私は毎日徒歩で通勤していますが、通り道に創業300年近い造り醤油屋さんがあります。朝からゴォンゴォンと機械音が聞こえ、あたりにはほんのり温かい麹の香ばしい香りが漂っています。昭和60年のNHKドラマ「澪つくし」の撮影現場になった「入正醤油」さんです。歴史ある建物の中、八尺五寸秋田杉の大桶で職人さん達の手によって、おいしい醤油が醸造されているのです。自然豊かなこの東庄で暮らせる幸せを思います。

入正醤油さん
北総入口、椎茸原木が積まれている。

  北総の寒の時期は、農耕班の切り干し大根作りや、林産班の椎茸菌打ち仕事が風物詩です。20年ほど前は11月下旬には園庭に切り干し大根が干されていました。11月23日の「さざんか祭り」にお客様をお出迎えする風景でもありました。しかし近年の温暖化で、切り干しを干せる時期は1月に入ってからになりました。寒風に3~4日さらされなくては、あの甘くおいしい切り干し大根にはなりません。北総の歴史ある作業ですがこの作業に関われる利用者さんも限られてきました。今日の午後は、米川チーフと3名の利用者さんが冷たい風の中、生き生きとその仕事に取り組んでいました。多古や栗源の道の駅での販売や電話注文を頂きます。香取市の保育園の給食にもたくさん使って頂いています。皆様にもぜひ北総の切り干し大根を味わっていただきたいと思います。

農耕班切り干し大根作業

 さて、1月18日(水)の昼食は、皆さんが楽しみしていた地元鯉屋さんの手作りステーキ弁当。煮魚やホタテグラタン、卵焼き、フルーツと共に美味しく頂きました。今日は職員さんにも同じお弁当が提供されました。

 嚥下障害のある方には、とろみ食でのごちそう弁当。ステーキ風食材にはちゃんと焼き目をつけています。皆さん、とても喜んでくれました。ほとんどの方が完食してくれました。職員にとっても、利用者さんが美味しく食事を召し上がって下さることは、大きな喜びです。

 毎年1月、支援員は「個別支援総括」資料作りに取り組みます。自身が担当する利用者さんのこの1年を振り返り、まとめます。4月の個別支援計画に基づいて、適切な支援は継続できただろうか。見直さねばならないことは何だろうか。利用者さんの1年を振り返りながら、自身の仕事の振り返りでもあり、かけがえのない1年を記録に残すことがとても大切なのです。

 さてさて、1年で一番寒い時期と言いつつも、日差しも少しずつ強くなっており、日も伸びています。確実に春に近づいています。利用者さんは皆お元気です。正月明けに心配したインフルエンザや新型コロナは入り込んでいないようです。まだまだ落ち着きはしませんが、全員でチームワークよく、笑顔思いやりと助け合いで一日一日を丁寧に重ねていきたいと思います

今回も最後までお読み頂き、ありがとうございます。次回は、立春過ぎた頃に更新します。その頃は「福は~内!鬼は~外」で、世の中がもっと穏やかになっていることを願います。皆様お体を大切にお過ごしくださいませ。                                        

白樫久子

社会福祉法人さざんか会 北総育成園

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